9月21日から22日の二日間に渡り、岐阜県本部を訪問させて頂きました。
初日の昼間は、岐阜県本部長の田中長剛先生に県内をご案内頂きました。
長良川のヤナ場、岐阜城、黄檗宗金鳳山正法寺を観光しました。
ヤナとは、急流に対し、川の両岸から一直線に横断するように入りの字型の堤を設け、中央に水路を開けて竹を張って鮎を取る漁法だそうです。
特に、郡上美並のヤナ場は全国一の大きさを誇り、今回訪れた長良川のヤナ場では、1日に1万匹の鮎が取れるそうです。
次は岐阜城に向かいました。
険しい山道をロープウェイで登ると岐阜市内が一望できます。
戦国時代には当然ロープウェイなどなく、人力でこの険しい山を登り、資材など運んでいたのだと思うと、感慨深いものがありました。
城内には、信長ゆかりの品や武器などが展示されています。
岐阜県本部には、定期的にロシア本部の先生や会員の皆さんが訪れますが、日本を訪れる外国人が興味を持ちそうなものが沢山展示されていました。
岐阜城の次は、黄檗宗金鳳山正法寺を訪問しました。
このお寺には、日本三大仏と言われる大仏があります。
パンフレットによると、像高13.7m、顔の長さ3.63m、目の長さ0.66m、耳の長さ2.12m、口幅0.71m、鼻の高さ0.36mの大きさです。
周囲1.8mのイチョウを真柱として、木材で骨格を組み、竹材を編んで仏像の形を形成する。この竹材の上に粘土をぬり、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経等の経典が書かれた美濃和紙を当時の住職が読みながら一枚一枚貼り付けて漆を塗り、金箔を張っていったということで、金箔をおいた日本一の乾漆仏だそうです。
夜は、岐西支部と鷺山支部との合同稽古を見学させて頂きました。
稽古が始まる時間まで、田中本部長による子どもたちへの講話が行われました。
その中で、子どもたちに夢や目標を問う場面があり、「全国大会で優勝」「世界大会に出てみたい」「明日の昇段審査に合格したい」など、空手に関する目標の他にも、「テストで100点を10枚取る」「日本百名山に登る」「宇宙飛行士になる」など、たくさんの夢や目標が飛び出し、それぞれがそれを叶えるための宣言をしました。
そして、稽古が始まりました。
明日の昇級審査のために気合が入ります。
稽古を見て驚いたのは、審査のための移動基本稽古を10級から有段者まで同時に行っていることです。
鷺山支部長の濱先生による、10級から初段までの号令に合わせて、級ごとに縦列に並んだ道場生たちが移動基本を行います。
全ての号令を覚えて一気に掛け声をかける濱先生もすごいですが、それを理解し、隣の列の動きに惑わされることなく、自身の基本を行う道場生の皆さんの集中力もすごいと思いました。
10級から初段までの移動基本を行うと、最低でも5種類の移動基本を行う必要があり、それぞれを別々に行おうとするとそれだけで沢山の時間を必要としますが、とても効率良く短時間で沢山の回数を稽古していました。
稽古の最後に記念写真。
みんな元気いっぱいで明日の昇級審査への意気込みを感じる写真となりました。
田中本部長、安田先生、濱先生、ありがとうございました。
後編に続く
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