空手の魅力

はじめる理由は
人それぞれ。
自分らしくはじめよう!

空手道は何歳からでもはじめられる武道です。
稽古は、基本的に自分の体重以上の負荷がかからないように設計されてるので、身体を動かす機会が少ないと感じられている人には、とても均整のとれた全身運動だといえます。例えば「型」の稽古で養われるのは、突出した腕力や脚力ではなく、多様な技を連動させてゆく柔軟なバランス感覚です。
生活や年齢、運動能力がそれぞれ違うように、はじめる動機も人それぞれ。段位の取得を目指すのも、運動不足やストレスの解消といった健康のためでも、生活にメリハリをつけるためでも、なんでもかまいません。大人になってからはじめたい人、女性や子ども、お年寄りまで、まずは自分らしい空手を見つけましょう!

稽古を通じて、
自分を知ることができる

空手道の稽古は、全身をつかいます。突きや蹴りも手先、足先だけでは技の体をなさず、全身の力を使いきって初めて速度と威力を発揮することができます。自分の身体を指先からつま先まで統御できないと、満足に突くことも、蹴ることもできないとも言えます。「基本、組手、型」という3つの「課題」をまんべんなく学ぶのは、自分の身体能力を自覚し、よりよく開発してゆくためでもあります。
自分を知ることは、稽古のみならず、あらゆることに通じる学びの必須前提です。稽古はおのずと、自らを成長させる「機会」となります。その意味でも空手道は、体力や能力、性別、年齢にかかわりなく、誰にでも門戸を開いています。

「礼」を学び、
生活に「節」をつくる

道場ではじめに教わることは礼です。礼によって稽古ははじまり、礼によって終わります。稽古と礼節は一体です。礼は、師匠やともに学ぶ仲間への敬意でもあり、一期一会の学びの時間をその都度意識する一種の「節目」です。「礼節」ともいう所以です。つまり稽古をはじめるのは、生活に「節」をつくることでもあります。
竹をイメージしてください。積雪をはじき返すしなやかな強さは、あの節によってもたらされています。稽古の時間は、自己の可能性を伸ばし、仕事や学業を活かすための「節」になるものです。
「礼」を学び、生活に「節」をつくる。空手道を通じて、どんな豪雪にも折れない、しなやかな竹のようになりましょう!