障がいのある方へ

障がいに合わせて
無理なく始められる

テーマは
「身体をあまさず活かす」
こと

日本空手松涛連盟では、発足当初の2000年から肢体不自由者の方を対象にした「車椅子空手道」の普及にとり組んできました。「初輪」から「五輪」までの型を創作・制定し、これをベースに「身体をあまさず活かす」というテーマのもとで取り組んできました。
5つの型と、安全に配慮した組手を種目として、毎年、全国大会も開催しています。

肢体不自由者以外の方も
ご相談ください

障がいの程度は人それぞれで、みなが規定どおりの動きが可能だとは限りません。残存する機能に応じて、それぞれが型を組み立てていいと考えます。いまある手段を講じて「人間を活かす」ことは、障がいの有無にかかわらず、空手道すべてにわたる基本理念です。
肢体以外の障がいをお持ちの方も、お気軽にご相談ください。どのような方法ならば稽古が可能か、一緒に考えていきましょう。志ある方であれば、誰の挑戦にも等しく応じられる空手道でありたいと思っています。

全日本車椅子空手道連盟の
ご紹介

理念

「空手道」は、攻撃の強さを競う者達のためにあるのではなく、老若男女を問わず、無理なく誰でも行える平等性や生涯性の理念を体現しています。ただ技を磨くのではなく、心の鍛錬をも行い、心身が強くなると共に、社会的に弱い立場の人々にも手を差し伸べられる豊かな人間性を育てることが、新しい空手道とも言える「車椅子空手道」であります。
車椅子空手道は、肢体不自由であっても、残りの肢体で行うことができるので、そこから自信を持ち、身体の健康と精神的な支え、さらにはQOL(Quality Of Life)の向上に導くことができると考えております。そして、それは各自の医療費軽減につながり、社会的に貢献することと自負しております。

歴史・実績

故・浅井哲彦首席師範は、新しい試みとして車椅子による空手道を開発され、「生涯空手」の理念の基に「全日本車椅子空手道連盟」を立ち上げられました。同連盟は、数多く存在する空手団体の中で、どこよりも早く障がい者に対する空手道の普及に努めて参りました。
車椅子による型「初輪」~「五輪」は、同連盟オリジナルの型であり、連盟発足から型競技として浸透しております。車椅子空手道は、障がい者だけのものではなく、子どもから大人(高齢者)まで、男性、女性、そしてリハビリテーションが必要な方も少ない運動量から始められるので、空手道の楽しさや意義の深さを感じることができます。
更に、障がい者と健常者が同じ舞台の上で技を磨き、相対することができる数少ない競技として実現いたしました。

活動

日本ではまだまだ障がい者が社会に出て活動する場が限られております。全日本車椅子空手道連盟では、障がい者と他者との交流、社会的な場への参加を目的に活動しております。日本空手松涛連盟では、車椅子空手道の講習会を定期的に催しており、日本全国で車椅子空手道の指導が受けられるように努めております。
全日本車椅子空手道連盟は(公財)日本パラスポーツ協会にも加盟し、総本部指導員の中には同協会公認の資格取得者もおり、障がい者の安全性にも配慮しております。また、総本部のみならず地方においても同協会の資格を取得された方が指導にあたっております。今後は車椅子空手道が広く普及し、パラリンピックの正式種目として加盟できるよう、努力して参ります。