空手は全身を
意のままに操る運動
「礼儀」を学んで、
健やかな人格になる
自分らしい目標に向かって、
がんばるチカラを
一緒に楽しむことで、
家族のコミュニケーション
ツールに
地曵 光生さん(大学生)
強くなるためには
自ら努力しなくてはいけない。
兄が空手をやっていて、家でも父親とトレーニングしていたのを見ながら真似事のようなことをして遊んでいました。本部道場に入ったのは3歳の頃です。父は空手はやっていませんでしたが、とても研究熱心で、独自のトレーニングを考えたり、稽古にも付きっきりで見てくれていました。そのおかげで、小学校2年生くらいまでは試合でも負けなしでした。ところが家の都合で父親が稽古を見ることができなくなってから、途端に勝てなくなってしまったんです。それまではどこか言われたことをこなしている感じもありましたが、自分のやり方を見つけて本気で努力をしないと強くなれないのだということに気づきました。
いつか自分の子どもにも
空手を習わせたい!
17年間やってきた今となっては、空手は私の生活の一部ですし、なくてはならない存在です。空手が自分に染み込んでしまっているなぁと感じることもありますね。例えば稽古以外の場所でもつい「オス!」と返事してしまったり、鏡を見るとつい型を決めてしまったり(笑)。
いつか自分に子どもができた時には、ぜひ空手を習わせたいですね。稽古も見てあげられるし、自分の経験から教えられることも多いので。それに今は子どもたちが返事や礼の仕方を学ぶ機会はなかなかないですが、小さい頃から空手をやることで礼儀も身につけることができます。世間に出る時も礼儀は基本ですし、それらをしっかり学べるのも空手の良さなのかなと思っています。
堀田 つばめさん(大学生)
挫けそうな時こそ
今やるべきことに集中。
幼稚園の年中の時に静岡の小さな道場に入門しました。その後、小学6年生で本部道場の存在を知り、こういうレベルの高いところでやってみたいと思って移ることにしたんです。
高校からは空手部に所属して、チームで戦う楽しさも知りましたが、何度か辞めたいと思ったこともありました。特に稽古で頑張ってきたのに、あと少しのところで試合に負けてしまったり、思ったような結果が出ない時は後ろ向きな気持ちになってしまいます。そんな時は自分が成長できるためにやるべきことに考えを向けて、それをひたすら実行してみる。紙に書き出してみるのも一つの方法で、そんなことをやりながら続けてきました。
仲間と取り組むことで
協調性や思いやりも。
空手を続けて14年になります。ここまで続けてこられたのは、空手を通して人として成長できる実感があるからです。空手は単なる競技ではなく、たくさんのことを学ぶことができる武道です。私自身、小さい頃から続けていて思うのは、仲間ができることの素晴らしさ。道場には同じ年の子もいろいろな年代の人もいて、みんなと一つのことに集中して取り組むことを小さい頃から経験しておくと、その後小学校や中学校に行っても周りと一緒に頑張る力や思いやりなども身につくと思います。私自身も協調性や人の意見を聞いて考える力が身につきました。ぜひ一緒に稽古しましょう。